- かずく
- I
かずく【潜く】※一※ (動カ四)(1)水中に頭からもぐる。
「にほ鳥の~・く池水/万葉 725」
(2)水にもぐって貝・海藻などをとる。「沖つ島い行き渡りて~・くちふ鮑玉(アワビタマ)もが包みて遣らむ/万葉 4103」
※二※ (動カ下二)水中にもぐらせる。II「上つ瀬に鵜を八頭(ヤツ)~・け/万葉 3330」
かずく【被く】〔「かずく(潜)」と同源。 「かつぐ」とも〕※一※ (動カ四)(1)頭にかぶる。「黒き物を~・きて/源氏(手習)」
(2)当座の褒美・引き出物として, 布・装束などを主君から与えられる。 また, それを左肩にかける。「白き物どもをしなしな~・きて/源氏(若菜上)」
(3)損害などを身に受ける。「闇にても人はかしこく, 老たる姿を~・かず/浮世草子・五人女2」
※二※ (動カ下二)⇒ かずける
Japanese explanatory dictionaries. 2013.